2020年に東京都から移住小谷直樹さん

家賃の安さに驚き!地元に帰って利点ばかり
鳥取県のスポーツ水準を底上げし、高齢者も元気にしたい

Profile

子育て世帯・30代で移住を決意
2020年 東京都から鳥取市へUターン

ぶっちゃけ話、聞いてみました! INTERVIEW

Q

鳥取市にUターンして、鍼灸院を開業されたんですね

Q

小谷さん

はい。2020年の3月に戻ってきて4月に開業しました。おかげさまで今年で無事3年目を迎えることができました。

高校から競歩をやっていて、大学でも。その中でお会いした先生とご縁があって、選手のサポートや、競技のサポートができたらなと思ってこの世界に入りました。

Q

トレーナーの仕事っていうのは体のメンテナンスがメインですか?

Q

小谷さん

そうですね。治すのは当たり前で、それ以外の付加価値をどうつけていくかということが大切な仕事です。患者さんの求めているものの本質はどこなのか。単純に痛みを取るということもありますが、もっと生活を楽にしたいとか競技ならパフォーマンスを上げたいとか患者さんによって求めることが違うので常に考えています。

Q

Uターンを考えたきっかけは?

Q

小谷さん

以前から、ゆくゆくは鳥取に戻りたいなと漠然とは思っていたんですが・・・。妻が体調を崩したので、子育てのことなど考えると鳥取に帰らなければという状況になったんです。子どもの教育に関して東京と鳥取のどっちがいいのかなというのも考えてたこともありましたし。色んな絡みのタイミングが合ったんですよね。

子どもが保育園を卒園したタイミングで鳥取市に戻ってきました。

Q

Uターンして良かったと思うことは?

Q

小谷さん

正直こっちに戻ってくるまではわからなかったんですけど、戻ってきてからはすごくたくさん良いことがあるなと思いました!

両親も近くにいて自由に行き来できますし、実家に兄夫婦もいますし、姉も近くにいるので何かと協力してくれています。自分たちを見てくれる目が多いというのはとてもいいですね!特に妻は関東出身で鳥取に慣れていない部分があるので助かっています。

それから自分は地元の友達もいるので、何かあったときに頼りやすいですね。

あとは車での移動が楽(笑)
Uターン前は娘を連れて出るときも電車。ベビーカーを引いたり荷物を持ったりとしんどかったです(笑)

Q

住まい探しで相談窓口や鳥取市移住・交流情報ガーデンは利用されましたか?

Q

小谷さん

 

東京にいるとき、東京の鳥取市首都圏移住定住相談窓口(当時)に相談したんです。それがきっかけで、鳥取市の相談員さんに繋いでもらいました。

実家には兄夫婦が住んでいたので住む物件を一緒に探してくれていたんですが、なかなか希望に合う物件が無くて・・・おいおい探していくことにしました。

むしろ今の店舗の方が探すのに苦労しました。マンションの一室を借りてやろうと思っていたんですが、鳥取ではマンションやアパートは住居用が多くて、店舗としても使える物件がなかなかありませんでした。なので店舗探しをしたのですがなかなかありませんでした。そこが東京とのギャップでした。

でも家賃はめちゃめちゃ安かったです。東京の10分の1くらいですよ!(笑)

Q

Uターン後、生活の中で変わったなと思ったことはありますか?

Q

小谷さん

オンとオフがはっきりしてきたかなと思います。東京にいる時は22時から23時くらいの遅い時間に帰っていたんですが、今は20時くらいには家に帰れているんです。だから夜は家族との時間を大事にしてますよ。

Q

休日はどのように過ごされていますか?

Q

小谷さん

とっとり花回廊や砂丘、いろんな公園に行ったりしています。娘と鳥取県の色々なところを満喫することが楽しいですね。鳥取市はもちろん、県内にはいいところがいっぱいありますし、感染症が流行していても人混みがないのであまり困らないですね。東京にいた時だとマンションから出れないなという思いがあったので今はとても楽しいです。

あとは、ちょくちょく仕事でスポーツ関係の大会があったら顔を出したり選手の動きをチェックするということもしてます。

Q

Uターン前後でご自身の中に変化はありましたか?

Q

小谷さん

こちらに来てもやることは変わっていないんですけど、仕事について考えることは増えました。仕事ってこっちから提示するものじゃなくて「いかに頼りにされるか」ってところが大事だと思うので、そこは常に考えてますね。特に東京の人と鳥取の人は関心を持つ点が違うので、そこにどう入っていくのかというもの考えるようになりました。

Q

起業をする際に苦労したことは?

Q

小谷さん

あんまりないですね(笑)

生活がきついということもなかったし…。

ただ、鳥取と東京で価値観や感覚が違うということは感じました。東京にはいろいろな治療院もたくさんあるんですけど、鳥取ではその区別化がなかったり、東京とはトレーニングの内容が全然違います。スキルを持っている人はいるけど案外地元の人がそれを知らなかったりしますね。

Q

鳥取市について、学生時代と今では見え方は変わりましたか?

Q

小谷さん

めちゃくちゃ変わりました!もはや別世界ですね(笑)

高校まで競技しかしてなかったので、学校と競技場と自宅を往復していただけ。砂丘にも行ったことなかったかもしれないレベルです。そもそもあまり「良さを知ろう」としたことがなかったですね。

でも実際に戻ってきてから食べ物とかめちゃくちゃ美味しいのに気づいた。ずーっと地元にいると意外とわからないんですよね。

施設などを利用するにしても、鳥取市はめちゃくちゃ安いじゃないですか。駐車場もあるし。不便だと思ったことないですね。専門性のある物を購入するときは少しは不便かもしれないですけど、普通に生活する分には全然困らなくなりました。

Q

Uターン後に、地元でのお付き合いも広がりましたか?

Q

小谷さん

そうですね。友達関係もそうですし、何より競技で育ててもらった人間なので、鳥取県に恩返ししたいと思っていたのですが、ようやくでき始めているかなぁと思いますね。ランニング教室なんかも定期的にやってます。鳥取県の皆さんに世界レベルの体験をしてもらいたくて、鳥取県出身のアスリートを呼んだりなんかもしてます。

鳥取県のスポーツ全体の水準を高めていらっしゃるんですね。

Q

小谷さん

スポーツはスポーツでそうなんですけど、本当のメインは年配の方なんです。鳥取県って年配の方が多いじゃないですか。うちの母親もそうですけど、働ける人はいっぱいいるけど、「体が痛い」という理由で働けていない人もいっぱいいると思うんですよ。

そういう人を治してあげて動けるようにしてあげれば、鳥取県自体がもっと変わると思います。年配の方で経験や能力もあり意欲のある方だったら、この上ない人財になると思いますし、そういう方たちを若い人の力で活気づけていくのがまず最初かなと思います。

Q

鳥取市暮らしでの夢や目標は?

Q

小谷さん

あんまり考えたことなかったですけど、みんなが元気になればそれでいいなと思います!


ありがとうございました。

 

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