2021年に東京都から移住中島基晴さん

Uターンをして気づいた自然の美しさ
親ともすぐ会える距離にいられる安心感

Profile

子育て世帯・30代で移住を決意
2021年 東京都から鳥取市へUターン

ぶっちゃけ話、聞いてみました! INTERVIEW

Q

Uターン前のお住まいはどちらですか?

Q

中島さん

東京です。私はUターンで妻は栃木県出身なのでIターンになります。

Q

鳥取市にUターンされたきっかけは?

Q

中島さん

1番は子どもが生まれたことが大きいですね。ちょうどコロナが流行しはじめていたころで、これからの生活どうしようかみたいなことを夫婦で話し合って決めました。

ただ、コロナは後押しになったというだけで、私も妻も田舎で育っているのであまり東京で子育てするイメージが湧いていませんでした。ありきたりですが、以前からのんびりしたところで子育てしたいとは考えていました。

Q

住む場所はどのように決められましたか?

Q

中島さん

Uターン直後は空き家になっていた親戚の家にしばらく住んでいたのですが、つい最近引っ越しました。

両親に会いに行けるエリアで検討し、街中のマンションに住んでいるので、移住される方の多くが想像されるような『鳥取田舎暮らし』をしているわけではないです(笑)

Q

鳥取市の生活に不便を感じることが全くなかった?

Q

中島さん

あるとすれば、引っ越しに際し家具をいくつか購入したのですが、他の買い物なら概ねネットで大丈夫でも家具はさすがに現物を見て買いたいなと妻と話していました。

おしゃれな家具屋さんもあり、我々はとても素敵な家具に出会うことができましたが、やはりたくさん現物を見て比較したいという方にとっては都会の店舗数の多さに比べてしまうと田舎は不便と感じるかもしれません。

映画館等の娯楽施設は確かに少ないですが、ショッピングモールはあるし、日用品の買い物ならネットで十分ですので、日常生活は都会とそれほど変わりません。

たまたま私自身が移住後ずっと街中に住んでいるからだと思いますが、近くにお洒落なカフェや服屋もあるし、スタバがあってイオンもあるので、家賃に見合うほど東京らしい生活をしていなかった私にとっては、鳥取市での生活も東京での生活も変わらないように思っています。

Q

お仕事はどのように探されましたか?

Q

中島さん

移住したいと思ったとき転職先の候補をあげ、そのうちの1つが市役所業務でした。たまたまタイミングよく中途採用の募集があったので、応募して採用されました。

Q

移住相談窓口は利用されましたか?

Q

中島さん

はい。登録していました。東京で移住相談会があったので情報はメールで送ってもらっていました。そのときはまだ移住も移住先もぼんやりで。沖縄でも鳥取でもあるいは海外でも、どこでもありだと考えていました。

Q

たくさん選択肢があった中で鳥取市を選ばれた決め手は何でしたか?

Q

中島さん

決定打があったというわけではなく、条件の積み重ねですね。たまたま子どもが生まれた、たまたま市役所の採用試験があって受かった、たまたまコロナの流行があった。

住むところの決断は1つの要素だけでは決められないと思うんです。生活する上で条件があって、1つ1つ集まって決断に至る。

進学でも就職でもそうですね。いくつかの条件が重なり合って決める方が大半かと思います。移住ならなおさら1つの要素だけで決断できないと思います。

Q

移住して大きな変化はありましたか?

Q

中島さん

プライベートでいうと車があること。外によく遊びに行くようになりました。それはよかったと思います。

環境の変化でいうと雪が降ることです。妻には「山陰の冬は厳しいよ、関東みたいに晴れないよ」とは移住前にしつこく言っておきました。移住後、逆に思ったほどじゃないなと思ってくれたみたいです(笑)

妻にも「大変なことは大変だよ!」と隠さず伝えましたが、大変なところはちゃんと伝えておくべきだと思っています。不動産を選ぶ際にも、昼間だけでなく夜の街の様子を見ておくべきと言われます。オールシーズン見てみたうえで鳥取市への移住をしてもらえたらいいなと思っています。

良かったなぁと思う点の環境の変化でいえば、鳥取市の山の景色が綺麗だなということ。東京ではほとんど山が見えないんですよね。Uターンしてから気づきました。「こんなに綺麗だったっけ?」って。

今住んでいる部屋からだと視界が開けているので、本当に綺麗に見えます。

鳥取の移住生活というと、自然に囲まれた大きなお家や古民家のリノベーションなどがクローズアップされがちですが、田舎だからと言って戸建て一軒家にこだわる必要はないと思っています。

Q

移住前、お子さんの遊び場で自然と触れ合える場所はありましたか?

Q

中島さん

都心ではほとんどなかったですね。山に行くにも海に行くにも電車かレンタカーで1時間以上はかかってしまうし、東京の公園ではキャッチボールも禁止されていたりしました。山や海に限らず公園ひとつ取っても東京と鳥取市なら鳥取市の方がたくさんいいところがありますね。

Q

現在市役所勤務ということですが、お仕事の内容を教えてください。

Q

中島さん

私は中山間地域に住む方々の生活を支援する業務を担当しています。

例えば中山間地域の振興に関する取組みの支援として補助金を出したり、支援した事業に関して経過をヒアリングしたりしています。

Q

これまでどんな取組みがあったんですか?

Q

中島さん

古民家を改修してレストランやアートスペースにしたり、トレイルロードの整備、グルメイベントなどがありました。

Q

鳥取市はどんなところだと思われますか?

Q

中島さん

いいとこ取りというか「コンパクトシティ」の言葉どおりのまちだと実感しています。今、私がそういうことろに住んでいるというのもありますが、どこにでもすぐ行くことができます。

素晴らしいけれど便利ではないといった場所が多いのも事実です。今、私はそんな場所に住む方々を支援する仕事をしていているので、一概にコンパクトシティと括れるわけではないというのは実感していますが…山や海が近くて、温泉もある、美味しい野菜の直販所がすぐそこにある、という環境はすごいことだと思います。

Q

鳥取市のおすすめの場所を教えてください。

Q

中島さん

ありすぎて絞れないですが...夜の砂丘が好きです。あと、穴場は市役所7階の展望ロビーで、一般の方も利用できます。中国山地の美しい山並みを眺めることができますよ。天気のよい日は2階のデッキも気持ちがいいです。

子どもと出かけるなら湖山池周辺の広い公園を散歩して、池に沈む夕日や綺麗に整備された公園の花を見るのも楽しいです。一緒に思いっきり遊びたいときは『布勢の運動公園』と『とっとり出合いの森』ですね。私自身も部活の大会等でよく訪れていた思い出の場所です。

Q

最後に移住を考えている方にメッセージをどうぞ。

Q

中島さん

Iターンで移住した妻が鳥取の方言に慣れるのに時間がかかったと話していたので、ご家族にIターンの方がいればあらかじめ教えてあげるといいかもしれません。

田舎への移住だからといってバリバリのアウトドアを意識する必要はないと思います。インドア寄りの方は、私のように東京に住んでいたころとライフスタイルをあまり変えずに、いいバランスでアウトドアを織り交ぜながら生活することもできますよ。


ありがとうございました。

 

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