2020年に東京都から移住尾坂亮さん・芽実さんご夫妻

仕事を通して地元の活性化も。
『鳥取市移住・交流情報ガーデン』で周辺との関係づくり

Profile

子育て世帯・30代で移住を決意
2020年 東京都から鳥取市へUターン

ぶっちゃけ話、聞いてみました! INTERVIEW

Q

お二人ともUターンで鳥取市に移住されたんですか?

Q

亮さん

自分は鳥取市出身で東京から戻ってきましたのでUターンです。

Q

芽実さん

高知から東京に出てそこから移住したのでIターンです。

Q

Uターンを考えたきっかけは?

Q

亮さん

子どもが生まれたことはきっかけの1つだったと思います。もともと2人とも地方出身なので田舎で子育てしたいなとは思っていました。

あと自分は東京で飲食店をやっていたんですけど、鳥取市とも仕事の面でも繋がりが出来てきたんですね。その鳥取での事業展開も視野に入れ始めたっていうのもあります。

Q

現在のお二人のお仕事は?

Q

亮さん

妻は企業で働いています。僕はこのお店『ジューススタンド めじろ』ですね。

Q

ジューススタンドの経営以外にもお仕事を?

Q

亮さん

ジューススタンドが主なんですけど、ここは文具店なので文具の製造もちょうど準備を進めています。

文具店は古くから営業されていると聞きました。

Q

亮さん

開店して75年になります。

Q

移住するときに相談窓口など利用されましたか?

Q

芽実さん

市の相談窓口を利用して、主に補助金関係のことを相談しました。あとは保育園の情報ですね。

物件情報を送ってもらったり、移住支援金がもらえるという制度があると教えていただきました。

Q

住まいについても窓口で相談されましたか?

Q

亮さん

家に関しては自分たちで探しました。

Q

芽実さん

移住先の下見のために使った飛行機の移動費用は補助金があるので補助してもらいました。(鳥取県内国内便エアーサポート事業)

Q

亮さん

家を探して契約して...って、なんだかんだで移住前から鳥取市に行く回数が増えてしまったので、補助は助かりましたね。

Q

移住後の生活面で変化したことはありますか?

Q

芽実さん

子どもにとっては、おじいちゃんおばあちゃんの近くで暮らせることが大きな変化ですね。そういう点では人間関係が東京に住んでいた頃より広がったのでいいなと思います。

東京より自然が多いので、道端につくしが生えてるのを見て子どもと「つくし生えてるね」って感動しました。東京に住んでいる時にはなかったことですね。

Q

亮さん

東京ではそれぞれの実家が遠かったので子どもを預けられる状況じゃなかったけど、今は預けられるようになったので行動の自由度がすごく上がりました。

Q

子育てで近くに頼れる人がいるのは精神的に安心しますか?

Q

亮さん

精神的なところもそうだし、実際に時間的なところでも助けられていますね。

Q

芽実さん

東京の生活だと、例えば子どもが熱を出した時は夫婦二人だけで対処しなくちゃいけなかったけど、今は実家の家族も協力してくれるので心強いです。

Q

鳥取市に来てお子さんに変化はありましたか?

Q

亮さん

言葉が鳥取弁になりました(笑)

妻の実家は高知県だし、自分も東京の生活が長かったのでそんなに鳥取弁じゃないんですけど、幼稚園で吸収してきます(笑)

Q

亮さんは18歳まで鳥取市にいらっしゃたのですが、当時と移住された今とでは鳥取市について認識の変化はありましたか?

Q

亮さん

子どものころは行動範囲が狭くて鳥取市を楽しみ尽くせてなかったなという感じはありますね。今ならどんどんいろんなところに行けます!

あと、高校生までは同年代の人としか会うことなかったんですけど、大人になった今はいろんな世代の方と会うようになりましたね。年齢が上の方もいれば下の方もいて、自分の世界が広がりました。

鳥取市に帰ってきた時でも、同級生より帰ってきてから知り合った人の方が一緒に過ごす時間が増えましたね。

Q

仕事以外の楽しみも増えましたか?

Q

亮さん

自分は料理が好きなので、誰かと一緒にご飯作って飲むイベントをやったりしています。そこは仕事を抜きで楽しむ場所にしています。

あと今住んでいるところはお酒を飲んでも歩いて帰れるところだし、しかも温泉も近いので最高ですね。

Q

芽実さんは鳥取市に移住して、生活のギャップを感じることはありますか?

Q

芽実さん

私の生活は子ども中心なんで、そういう点では子どもはのびのび生活出来ているし公園は広いし、子育てに関しては充実してるかなって思いますね。

見知らぬおじいちゃんおばあちゃんも優しいんですよね。子どもを温かい目で見てくれているのがわかります。

あとはとにかく寒い!私暖かい土佐の生まれで、その後の生活は東京、ずっと太平洋側の生活だったんです。

日本海側の雪国の生活は初めてで。この間雪が降った時は「鳥取に来たんだなぁ」としみじみ感じました。

Q

苦労されていることはありますか?

Q

芽実さん

苦労してるのは自分周辺の関係性作りですかね。今も『鳥取市移住・交流情報ガーデン』の方といろいろ話したり相談したりしています。

旦那はUターンでこっちに知り合いも多いし、人と接する機会も多い仕事なんで人脈を広げるのも得意なんですけど…私はそうでも無いのでそこが課題ですね。

Q

亮さんはUターンされて苦労されたことは?

Q

亮さん

仕事に関してですが、ペースを自分で作らないといけないんだなって思います。

東京で働いていると、全体的に速いペースで仕事をしているイメージがあったんです。こちらだと自分1人の時間も多くなったので、気を抜くとサボっちゃうし、そうすると結果が出せなくなるし。

いかに自分なりにペースを作っていけるか…鳥取に戻って来てから考えるようになりました。

Q

東京にいた時もご自身で経営されていた?

Q

亮さん

今も東京で飲食店を運営しています。

自分たちの会社を経営している立場は東京でもこちらでも変わらないんですけど、東京で元々やっている会社は関わっている人数も多くて、鳥取市では僕一人で新しく会社を立ち上げて一人で運営しているんです。

今も東京でのお仕事をされているんですね。

Q

亮さん

自分の場合は月の半分は東京にいます。

週休2日でいうと、普通は月に22日くらい働くと思うんですけど、東京で働く日数を月15日に縮めて、残りの15日をこっちで過ごすようにしてます。縮めた分は給料も減らして。

Q

移動は大変じゃないですか?

Q

亮さん

慣れましたね。空港も近いんで。

Q

移住前と後でギャップはありましたか?

Q

亮さん

自分は移住する少し前から帰る回数が増えていたんですね。もともとは年に1回だったのが、移住前には年に5、6回とか帰るようになったので。

ちょっと慣らし期間があったというか…意外とギャップは無かったかなと思います。妻はあったとは思うんですけど。

Q

芽実さんはいかがでしたか?

Q

芽実さん

車社会と覚悟していたんですけど、意外と自転車で暮らせるなって思いました。私はペーパードライバーだったので講習も受けたりしたんです。でも駅前なら自転車で行ける範囲で意外と事足りますね。

Q

鳥取市に移住して良かったと思いますか?

Q

芽実さん

私はまぁ、これからかな?(笑)

Q

今後、鳥取市生活の改善点はありますか?

Q

亮さん

自分が東京と鳥取市の滞在時間が半々なので、もうちょっと鳥取市で過ごす時間の比重を高めていきたいなとは思っています。

2週が鳥取市、2週が東京にしているのを、3週が鳥取市1週が東京ぐらいにするのが良いイメージ。次の目標ですね。

ただ現状、東京での収入の方が多いので、こちらでもしっかり稼げるようになってというのが前提ですね。

Q

芽実さん

私も働き方ですかね。どうやって働くのがいいのか…なかなか東京でやってたようには働けないので。

Q

仕事に関して、移住を検討している方にアドバイスはありますか?

Q

亮さん

僕は自分で商売をしてるんですけど東京と鳥取市では市場も違うし、やってみないとわからない部分も多いという前提で話すなら、もし思った通りに行かない場合を想定して逃げ道は考えておいた方がいいかなと思います。

もちろん、何かを期待して移住すると思います。ただそのイメージから極端に離れすぎていた時どうするのか。実際それで離れちゃう人も過去にはいたと思うんです。そうならないために逃げの一手は必要だと思います。

同じ悩みを持っている方とか共有できる人がいたりするとかで変わってくると思うので、そこの関係づくりは大事ですね。

Q

鳥取市生活の今後の目標や夢を教えてください!

Q

芽実さん

私は鳥取市を楽しめればいいかなぁ。食だったり場所だったり人だったり。

Q

亮さん

自分の仕事でもあるんですけど、楽しめる場所を作って行きたいですね。

単純に子どもと過ごせる場所が結構限られてきちゃったりするんで、もっと楽しめる場所を作っていきたいですね。子どもとだけじゃなくても自分たちがいいなと思える場所を作っていきたいなと思います。

まずはこの駅前のエリアにもっとコンテンツを増やしていきたいなと。何かイベントがあるとたくさん人が来るんですけど、イベントが無いときはこのあたりに来る目的がない。

目的がなければ来ないし、立ち寄るお店もないと。自分たちも駅前エリアで仕事をしているので、家族で楽しめるエリアにしていきたいと思います。


ありがとうございました。

 

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